IPW論(学部必修前期)

第3回授業コメント紹介

2年生全学必修科目IPW論3回目「多職種理解」(4/24)。グループ活動の基礎に関する講義ののち、学科混合のグループで、各学科・専攻の紹介や今まで学んできたこと、将来像などを共有した。コメント抜粋。
【グループ規範とルールの重要性への気づき・環境への配慮・対話の重要性】

  • グループの規範について話があったが、暗黙に決められてしまった役割というものが私たちのグループにも存在し、自分が会話を促すようにしていたのを一度止めてみようとは思いましたが、やはり緊張がぬぐえないのか改廃することができませんでした。次回にこの反省をつなげたいと思います。
  • 「意図せざる規範」についての説明があり、私のグループは全員が前回と同じ席に座っていたため、それに影響されているのだと実感しました。
  • 確かに、知らずに席固定などの規範ができていることがグループワークの妨げになっているのに気づきました。
  • ルールを作ったおかげなのか質問する時間を取ったりしてスムーズに話が進みました。
  • グループ名やグループのルールを決めたりすることで、仲間意識を持つことができ、打ち解けあい、ディスカッションがしやすかった。
  • 今日の環境はディスカッションしにくいなと個人的に感じました。もう少し静かな環境だとしたら、対話モードになれたのではと思います。
  • 和やかな雰囲気の中で行うディスカッションのほうが、お互いに質問したり、話が広がったりと良い内容になると感じた。

【グループ活動の今後の課題】

  • 積極的に発言することはできなかったので、次回からは受け身にならず自分から主体的に話せるようになりたいです。
  • 発言の3つの原則についてはしっかりと意識して行うことができましたが、自分が発言するときにジェスチャーを用いるなどして伝えやすく、気持ちを和ませるような工夫もできればよかったと思いました。
  • 反省として、何人かに分かれて話すという状況が少しあったので、次は全員で話せるようにみんなに声を向けて話し合いたいです。
  • 自由に発言することはまだできていないと思う。積極的にグループワークに取り組みたい。

【他者・多職種を知ることの充実感・楽しさ/共通性は高めあい・相互に教えあい】

  • 同じ大学内だからある程度知っていると思っていた他の学科の事も初めて知ることが多くて驚きました。
  • 私自身、各専攻の考え方や思っていることと割と異なっていたので、聞いていて新鮮だったし、もっと深くメンバーの専攻や学科について知りたいと思えた。自分の言いたいことを言うだけではなく、相手を受け入れることで新たな知識を得ることができた。いろんな発見があるので充実している。
  • OTは患者が生き生きと生活することを助ける仕事ということを聞いて、看護と共通していると思いました。また検査は採血・心電図など同じ実習をしていて、ここにも共通したものがあると思いました。共通することはともに高めあい、わからないことは教えてもらうことで幅が広がると感じました。とても楽しい授業でした。

【他者・他職種を知る・敬意を払う/そのことを通じて自分を知る・高める】

  • 私は将来就きたい職業が決まっていなくて焦ってしまいましたが、他の学科には私とは別に本当になりたいのかという不安があると知って、これから明確にしていくことが大切だなと思いました。
  • 目標は違えど目標に向かって努力し続けているということはみんな共通していて、自分も頑張らなければと鼓舞させるいい機会だった。他学科の事を全然知らないのだと実感し、もっと知りたいと思った。
  • チームのメンバーの所属する学科、専攻について知ることができた。意外と知らないことが多かったり、今まで知らなかったことを新たに発見できたりした充実しただったと思う。またメンバーに自分の分野について話すことでさらに自分の中での「口腔」について考えを深めることができた。
  • 自分の専攻やなりたい職業について話すために改めて調べたことで、自分の専攻や将来の職業についてもより深く理解することができました。この相互の理解をこれからのIPW論に生かしていきたいと思います。
  • 他の学科の話を聴いて、自分の仕事や将来に誇りを持っていてすごいなと思いました。私も進路についてもっとたくさん調べて考えていきたいと思いました。IPW論でしか経験できなかったことなのでよかったです。

第2回授業コメント紹介

【ゲストスピーカー】

 中野智紀先生(東埼玉総合病院) 佐藤尚子先生(在宅医療連携拠点菜のはな)

 小泉圭司先生(元気スタンドぷりずむ)

【印象に残ったメッセージ】

  • 「医学と生活の間にある違和感を大切にしてください」という言葉がとても印象に残った。
  • 「本当に大切だと思うことは絶対にあきらめないでください」という言葉は何事にも言えるなと思いました。
  • 「個人の専門性と限界を知らなければ、人と連携することなどできない」ということばが印象的だった。

【これからの学び方について】

  • 今までは専門性で学びややりたいことを絞ってきましたが、それではもったいないということを痛感しました。一ン番大切なのは、「自分が何をやるべきなのか」「人のために何が必要か」ということを考え、行動に移していくということだとわかりました。
  • 先生方が、ともに紆余曲折した人生を送っていることに驚いた。何をしたいという目標がまだ私はありませんが、いろんなことを見て、聞いて、知って、体験して、私も紆余曲折を恐れずちょっとずつ自分の専門を知ってどうなりたいか考えたいです。
  • 医療的に患者に良いことを押し付けるのではなく、患者の環境を考えることが大切だと学んだ。自分が持った疑問、考えを追求し、周りの人と協力していく力を身に付けていきたい。
  • 先生のお話を聞いて、理想と現実のギャップに戸惑うこともあるということが分かった。さらに、そのギャップをなくすためには、勉強がやはり必要で、働き始めても勉強し続けなければならないということから、「生涯学習」がどういうことなのか今までより理解を深めることができた。

【生活・生活者を学ぶことの重要性】

  • 高齢者の居場所をつくることの大切さを学んだ。なかでも「主人公は地元の人」という言葉は、企画者はあくまでも手伝いであり、地域全体で支えるということができるので素晴らしいと思った。
  • 連携と統合に関して、専門職間について言えることだと思っていたが、地域との関わりも大切であるということが分かった。医療や専門性は大切だが、それ以上に目の前の人に対して何ができるか、どんなことをしたいかということに重点を置いて学習していきたいと思った。
  • ただ仕事に熱中しているだけでは見えてこない地域の現状を理解することの大切さを感じた。ふと気づくと地域の方が思っている不便なことがたくさんあると思う。毎日が勉強であり、限界を見据えながら自分を追求していきたい。
  • 授業などで支援するにあたって生活歴などが必要だとは聞いていがた、今日の話を聞いて、傷害や疾病を治療するだけではなく、どんな生き方をしているのかなど、何気ない生活の中の言動が大切だと改めて感じた。一つのことだけではなく、色々な角度から観察していけるよう、日ごろから意識すべきだとわかった。

第1回授業コメント

  • IPWの意義は今まで全く分かっていませんでしたが、今日の授業で、この授業の中で自分から積極的にアクションを起こすとともに、チームでの活動を円滑に進めるために、周りをよく見て動くことが必要になってくると思いました。
  • メンバーの個性や特徴を知ることで、今後の議論に向けてやりやすい環境をつくることができた。私の性格上、自己開示ばっかりするのではなく、相手を受け入れることでチームとして構築していくと考えた。
  • 自己紹介をするまではなんだか気まずい感じがしましたが、会話をした後は少し打ち解けた気がしてお互いを知ることはとても大切なことだと思いました。信頼関係が成り立つって素敵だなと感じました。
  • 不確実な状況はなるべく他者に伝えない方が良いと考えていたが、信頼関係を築くためには、見せることも必要なんだと理解できた。医療に携わっていくうえで、信頼を得ることは大切だと思うので、学ぶことができて良かった。
  • 信頼関係を築くには、自分が分からないことを相手に伝えることが大切だと学んだ。伝えることで相手を繋がることができ、チームワークを発揮できるのだと思った。そのために自分の情報を開示して、共感を得たりすることを心がけていきたい。
  • チーム形成にはプロセスがあることを理解し、自分が所属しているチームが現在どの段階にあるかを把握することが必要であることが分かった。
  • 積極的な発言が苦手だが、今後の議論の際にはしっかり意見を述べられるようにしたい。

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