"今回の講義では、地域福祉援助のプロセスにおけるミクロ領域について学習することができた。「Core in the
Community」、すなわち地域において支えるということがミクロ領域である。地域において支えるには個別の援助活動を行う必要があることが明らかとなった。高齢領域におけるミクロ実践では、まず個別のニーズを把握する。高齢者本人や家族だけでなく地域からの相談や通報を受けてニーズを発見するなどして把握する。次に、個別支援実践を行う。アセスメントで本人の生活状況を把握しケアプランを立てた上で適切なサービスや施設の利用支援を行う。支援を行っていく上で限界が来たり課題が多く見出された場合は把握し、メゾとマクロへの送致を行うという流れになっていることが分かった。また、豊島区社会福祉協議会コミュニティソーシャルワーカーの動画を視聴し、動画内のコミュニティソーシャルワーカーの小林さんは「支援の内容によりCSWが町会の方々や民生委員さんなどの[中略]さまざまな機関や人と連携をして解決に向かうよう進めていきます」と述べており、コミュニティソーシャルワーカーはミクロ領域において本人だけでなくメゾやマクロと直接関わることができる柔軟な立ち位置の仕事であると感じた。一方で、本人や地域からのニーズ発見だけでなくさまざまな施設からの情報を把握するため、コミュニティソーシャルワーカーの負担が大きくなっている可能性がある。そのため、常に多職種連携をしなければ成り立たない事業だと改めて思った。"