ソーシャルワーク演習Ⅰ学生の感想

第6-7回「社会福祉なんていらない」:障害当事者のお話を聞く

 第6回は、「障害当事者のお話を聞く」というテーマで、さいたま市内で生活している方と教員との対談動画を見てもらいました。本来は大学にお呼びして実施する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症蔓延によりやむなく断念。これからも、現場から、本人から学ぶ学習プログラムを追求していきます。

 翌週の第7回はディスカッションを行いました。そのうえで、学生にはお話しいただいた方に向けたメッセージを書いてもらいました。文面を見ると、そもそも「当事者」とはだれなのかについても、考えが及んでいる様子です。以下、ご紹介いたします。

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 とても貴重なお話、ありがとうございました。私は社会福祉=良いイメージをずっと持っていました。でも、お話を聞いて、社会福祉は表面は親切でありがたい組織なのに、裏面は綺麗事を並べてる部分も多くあるのかなと思いました。私のアルバイト先では一定の期間、障害者の就職支援という名目で障害を持った高校生が職場体験をしに来ます。そこで障害を持った同世代の人と関わり、好きなものや好きなことの話で盛り上がったりしました。障害を持っているという違い、日常生活が少し違うというだけで他はなにも変わらないし、同じ人間なんだなと感じました。障害者と健体者は違うけど、違う上でどうしたら同じような状況を作れるのかを考えるべきだと思いました。お話を聞き、社会福祉に対する考えや思いがだいぶ変わりました。貴重なお話をありがとうございました。私はソーシャルワーカーを目指しているので、障害を持った人の意見に耳を傾け、実際の障害を持った人の意見を聞き入れ、活かしていきたいと思いました。

 

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 今回の授業で考えたことは、障害者に対する学校や病院の対応の現実がどのようなもので、将来社会福祉士を目指す私たちが障害者の日々の生活の不満、サービスの現状をしっかり理解する必要があることです。障害という対象としてみることをやめ、同じ人間として平等な対応、行動ができるようにする必要があると思いました。そのために、当たり前のことを当たり前に行える環境作り、行政にこれは違うのではないかと訴えられるように私たちも考えていく必要があるなと考えました。

 

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 お話を聞き、同じ人間で同じ人間ではないと言うセリフが印象的です。障害を持った人に優しくと多くの人が言うが、それは障害者を特別扱いしてる。それは福祉の対象としてみてしまっているのだと気付かされました。

 障害の有無に関係なく、福祉の対象としてではなく、それぞれの個性を生かせる場がないといけないと思いました。

 

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 お話を聞いて、まだまだ理解が足りなかったと実感しました。確かに、お風呂や食事は権利であり、やるべき事であるはずなのにサービスであることに疑問を持ちました。そして、介護と介助の違いも教えていただきました。介助はできないことを手足としてやること、初めて知ったのでしっかりと覚えて今後に活かしていきたいと思いました。本当に今回はありがとうございました。

 

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 今回私たち学生のために長い時間話してくださりありがとうございます。私は親が社会福祉関係の仕事だから、という理由でこの学部で勉強していますが、当事者ならではの、「自分が体験していないことを前提にして話す」という疑問を持ち社会福祉を勉強したと聞いて、そういう視点で見れない自分が恥ずかしくかんじました。

 全員がこういう傾向といったマニュアル通りの人間じゃないというのは、とても響きました。ありがとうございました。

 

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 今回の授業で自分とmp違いを比較し、入学条件があったり付き添いが必要だったりと違う所をたくさん見つける事が出来ました。バリアフリーがなかったり障害者への対応が不十分で良くない環境もあったかと思います。私はこれから障害者と関わった時、出来ない事を援助し、考え、関わっていきたいです。また、遠くで見るだけでなく質問などをして積極的に関わろうと思います。

 

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 動画でお話を聞いて自分の福祉に対する考え方を考え直さなければと思いました。自分の障害に対する認識や視点、福祉をサービスという捉え方ではなく人として生きるための当たり前のこととして捉えていきたいと思います。今回はお話をしてくださりありがとうございました。

 

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 支援する側、支援される側としてではなく、障害のある人の生活を知り、どう違うのか、どう困難なのかを考え、どうしたらいいか一緒に考えていくことが必要だと学びました。今回お話を聞くことができてよかったです。

 

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 今回の講義を通して、障害者への印象が変化したように感じました。今まで障害者の生の声を聞くことがなかなか無かったので、新鮮であり、驚くことも多々ありました。私から見ると障害者の生活はすごく大変なもので特別なものという認識があったのですが、障害者からしたら自分自身の生活は特別なものでは無いということに気付きました。また、今まで障害者と接する時にどう接したらいいかと思うことがあったのですが、特別扱いや周りの人と態度を変える必要は無いのだと思いました。

 今回は動画を通して障害者の声を聞いたのですが、まだ分からないことや私が不十分な点も多くあるので、実際に障害者と会ったり、その現場に行ってみたいと思いました。ありがとうございました。"

 

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 お話の中で、「守られたいわけではない」「サービスではなく人としての権利である」という話を聞いて、今までの考えが改められました。大学に入って色んな授業で障害者に対する支援として様々なサービスを学んできましたが、健体者は普通にできているものを、障害者は“サービス”として利用されているのはおかしいことである、と思いました。この考えは授業で学ぶことも含め、社会全体に根付いたものだと思うので、この障害者に対する“サービス”と考えること自体から変えていかなければならないと強く思いました。ご自身が思ったまま話してくださったので、今までの自分の考えを改めることができました。今回お話しいただいた内容をしっかり考え、今回学んだことを胸に自分が助ける側になりたいです。

 

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 介護者ではなく介助者として、護って欲しいのではなく助けが必要な時に助けるという感覚で、関わっていくという考えに衝撃を受けました。これまでは助けてあげなくてはならない人として制度や法律を通して接していたが、制度や法律を通して見るのではなく1人の人として、接していくことが大切だと思いました。

 

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 私は話を聞いて、障害の有無に関わらず同じように関わることは社会福祉を学ぶ私達であれば当事者の話を聞いて考えを改めることができるが、社会福祉に関わりのない人はそのように関わることが難しいと思うため、社会福祉に携わる人の啓発活動が重要だと考えました。貴重なお話をありがとうございました。

 

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 支援されることはサービスではなく権利であり、当たり前のことである。私も今回話を聞いて今まで一度も疑問に思ったことがなかったが当たり前のことがサービスと言われていて、そのサービスを受けるためにお金も支払わなければならないのだと思った。現在大学では制度などを学んだりしているが制度を学べば良いのではなく人を見て実際に関わる中で必要なものを一緒に考えられるようになりたいと思う。

 

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 今回の講義を受けて印象に残ったのは、「サービスではなく権利」という言葉です。この言葉から多くのことを学び、感じ取りました。

 私が今大学に通って学んでいる社会福祉は、殆どがサービスの利用者と支援員を基盤としているのだと感じていました。しかし、当たり前のことをするのにどうしてお金を払うのか、どうして感謝をするのかなど、私も自分に置き換えて考えたらおかしいなと思う点がいくつも浮かびました。サービスの利用者と支援員という関係ではなく、人と人という関係であることを考えなければならないと感じました。障害のある人を対象としてみるのではなく、障害のある人の当たり前を一緒に考えていくべきなのではないかと思いました。

 

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 障害を持つ人の生活実態を、ライフサイクルをみて課題を再確認することができました。それぞれの年代によって感じてくる苦労や困難を、事例を通して触れることで、今まで知らなかった障害者の気持ちや思いを本動画を通して理解することができました。また、これは他の障害者によって感じ方も違うと思うので、機会があればボランティアなどに参加して、他の障害者の感じていることや考えていることなどを知りたいと思いました。お話を通して、問題解決及び対応時の心構え、社会からみた障害者のイメージなどを改善できるよう本講義も含め、残りの大学生活で意識的に学んでいきたいと思いました。最後になりますが貴重な時間ありがとうございました。

 

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 この度は貴重なお話をして頂きありがとうございました。健常者と障害者は苦労している点が違うというだけで同じ普通の人間である。かわいそう、気を遣ってしまうなど善意での気持ちは嬉しいが思われている方の気持ちも考えてほしいなど、社会福祉を学ぶ立場として自分も無意識にでも同情しているところがきっとあり、これから担う立場として直せることは直し、プラスにできることは繋げようと一度立ち止まって、社会への視点や障害者からの視点など考えを改めなくてはならないと気づかされるものがありました。

 

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 お話を聞く前と障害者に対する印象が大きく変わりました。聞く前は生活することが大変だから周囲の人や社会が助けて支えてあげなければならない印象でした。そのような対象である存在から、私達と同じでやりたいことや、やりたくないことがあって感情のある人間だということをとても意識させられました。そして、福祉はサービスではなく当然の権利だということにもそのとおりだと感じました。

 

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 小学校低学年などで同級生の障害を持つ子と話したことはあったけど、大人の方から福祉をテーマに話を聞くのは初めてだったので、新鮮な体験でした。

 いままで障害者側への哀れみなども込で福祉の道を選んだが障害者側はそういうものは望んでいないことを知り考え方や接し方を考え直す機会になった。健体者と分け隔てなく接しその上で必要な介助をするということを意識しこれからも学んで福祉士を目指そうと思えた。